新型コロナウイルス禍でゲームセンターが好調だ。特にクレーンゲームが人気で、アニメのキャラクターなどヒット商材の景品目当てにプレイを重ねる客が多い。感染再拡大で行動が制限される中、近場で楽しめる遊びとして需要はさらに高まりそうだ。(政経部・金津智也)
米子市両三柳のセガワールド米子は、2021年4月から月別の売上高がコロナ禍前の19年を上回って推移した。10月は4%増、11月は5%増だった。竹内児乗店長(38)はワクチン接種が普及したことに加え、巣ごもり生活のストレス発散も一因とみる。
21年の平均客単価は19年比で約40%増と大幅に伸びており、熱中してお金をつぎ込む客が多いようだ。代表されるのが景品を獲得する「プライズゲーム」で、同店は約70台が稼働し、19年以降、20台以上増やしてきた。子供向けのカードゲームをプライズコーナーの近くに移し、大人が子どもを見守りながら楽しめるよう店内配置も工夫した。
稼ぎ頭は...