浜田市が2日、新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者がいる世帯を対象とする買い物代行事業について、代行手数料の助成の上限額を1回3千円に引き上げると発表した。上限千円で2021年3月に始めたものの、申請は1件しかなく、あらためて利用を呼び掛ける。
依頼者はタクシー会社に電話し、買ってきてほしい生活必需品を伝え、自宅で商品を受け取る際に商品代金と手数料を支払う。依頼者が市窓口で申請すると1回の代行につき3千円を上限に手数料の助成が受けられる。計4回利用でき、引き上げた額での申請は1日以降の利用が対象。商品代金への助成はない。
市内では1月以降、200人以上の感染者があり、1人暮らしや家族全員が自宅待機になった世帯があるとみられる。健康医療対策課の湯浅百合恵副参事は「安心して自宅療養や待機ができるよう、気軽に利用してほしい」と話した。
代行はハート介護タクシー(田町)▽みなと第一交通(浅井町)▽旭タクシー(旭町)が受ける。申請は市健康医療対策課や各支所の市民福祉課が受け付ける。問い合わせは、市健康医療対策課、電話0855(25)9311。
(勝部浩文)