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高齢で外出が難しかったりして買い物に困る住民を助けようと、吉賀高校(吉賀町七日市)の生徒3人が町社会福祉協議会と連携して買い物代行サービスを始めた。スマートフォンで店内の様子や商品を撮影し、自宅にいる利用者にリアルタイムで見て品定めしてもらいながら、買い物して届ける。総合学習の一環として7月まで取り組む予定。高齢化が進む町で、若者の心配りが住民や関係者を喜ばせる。
買い物に困る人が多いと聞いた2年の吉本拓人さん(17)たち3人が総合学習の一環として取り組むことにし、2021年4月から準備を進めてきた。
町社協が窓口となって予約を受け付け、学校を通じて生徒と調整する。当日、3人が利用者宅を訪ね、欲しい品や予算を聞き、うち2人が代金を預かり、スマホを持って店に移動。残る1人が持参のタブレット端末で店の様子を利用者に見せ、やりとりしながら買い物する。
対象は意思疎通がしっかりとできる町民。高齢者に限らず、妊娠中の女性や子育て中で多忙な人も想定する。
初回の2日は独居高齢者2世帯が利用。買い物班2人は店内の様子をスマホで撮影し「野菜のサイズはこれでいいですか」「刺し身も安く売ってますが、ほかに欲しいものはありませんか」などと画面越しに利用者とやりとりして買い物をした。サービスの説明や事前の聞き取りが足りず、買い物で手間取る場面もあったが、1世帯当たり1時間半のペースでこなした。
足が不自由で買い物に困っていたという山口民子さん(90)=六日市=は「画面も見やすく音声もよく聞こえた。このようなサービスが増えると本当に助かる」と笑顔を見せた。
吉本さんは「利用された方からまた使いたいと言ってもらい、励みになった」と振り返り、向井陽菜さん(17)は「今後は利用ルールを書いた紙を提示して説明するなど反省点を生かしたい」と話した。
8月以降も後輩に引き継いでもらい続けたい考え。問い合わせは町社協、電話0856(77)0136。
(石倉俊直)















