新型コロナウイルスの感染拡大第6波で、親子で集える場所や機会が減り、心身が不安定になりがちな妊産婦のケアが課題となっている。島根県内の児童施設や助産師は、感染防止に気を配りながらイベント開催を続けたり、憩いのスペースを設けたりと、妊産婦を孤立させないよう、手だてを模索する。
妊産婦はホルモンバランスの乱れで精神的に不安定になったり、子育ての悩みを抱え込んだりしがち。コロナ禍で周囲に助けを求めにくい状況が続き、大きな心身の負担を強いられる。
年明けから若年層にも強い感染力を持つオミクロン株が猛威を振るい、県内でも親子向けイベントの中止・延期が相次いだ。松江市など自治体によっては産後訪問が遅れたり、子ども支援センターの機能が制限されたりして妊産婦には二重三重のストレスがかかる。
民間の...