木下グループが開設した新型コロナ検査センター米子空港店=境港市佐斐神町
木下グループが開設した新型コロナ検査センター米子空港店=境港市佐斐神町

 米子空港(境港市佐斐神町)の1階国際線ロビーに22日、新型コロナウイルスの検査センターが開設された。住宅や介護福祉事業などを手掛ける「木下グループ」(東京都)が鳥取県からの要望を受けて出店した。空港利用者や地域住民がPCR検査と抗原定性検査を受けられる。県内在住者の検査は無料。3月31日まで開く。

 運営はグループ子会社のコロナ検査センターが担い店名は「木下グループ新型コロナ検査センター米子空港店」。100店舗目で、空港店舗としては中国四国地方で初めて。センターの寺地遼悟さん(24)は「家族や友人に安心していただくためにも気軽に受けてもらいたい」と話した。

 無症状の人が対象で有症状者や濃厚接触者は検査できない。航空機への搭乗者で検査を希望する場合は出発の1時間前まで、抗原定性検査で受け付ける。

 唾液採取によるPCR検査は受検料2300円で、午後4時までに検体を提出すれば翌日に結果が判明する。以降は翌々日になる。鼻腔(びくう)拭い液による抗原定性検査は受検料1600円で30分で結果が分かる。

 1日当たりの検査能力はPCR検査が198件、抗原定性検査が44件。いずれも受け付けから検体提出までの所要時間は5分。

 予約は専用ウェブサイトからの完全予約制。営業時間は午前9時~午後8時。定休日はない。
      (柴田広大)