本紙をより生活に役立てるための「大人の新聞教室」が28日、出雲市大社町杵築南の大社コミュニティセンターであった。地元住民16人が山陰中央新報製作センターしんぶん学聞(まなぶん)館の担当者から新聞を読むこつを学び、紙面を活用したゲームを楽しんだ。
参加者は、新聞記事は第1段落に要点がまとめられており、読めば概要が分かることや、見出しに目を通すだけでもニュースを把握できることを教わった。
一つの記事に1~4の数字がいくつあるか探すゲームのほか、新聞を小さく折り畳んだり、細長く切ったりと指先を使って脳を刺激する認知症予防活動に挑戦。黙々と紙面に向かい、集中して取り組んだ。
瀬戸定子さん(80)=杵築西=は「毎朝新聞を読んでいるが、これまで見ていなかったところの記事も読んでみようと思った」と話した。
新聞教室は、大社コミセンが主催する介護予防教室の一環で開いた。
(月森かな子)
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大人の新聞教室は無料。連絡先は編集局読者室、電話0852(32)3414。