神社には、礼拝対象として神々の御霊(みたま)が宿るとされる究極の物や場所がある。御霊代(みたましろ)や御神(ごしん)体(たい)などと呼ばれ、清浄と尊厳を保ち、最も丁重に扱われている。

 古くは平安時代初頭の『皇大(こうたい)神宮儀式帳(じんぐうぎ...