名刺交換を実践する大国千治代表(左)と参加者=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ
名刺交換を実践する大国千治代表(左)と参加者=松江市学園南1丁目、くにびきメッセ

 【松江】4月に入社した新入社員を対象とした研修講座が8日、松江市内であり、社会人のスタートを切った96人がコロナ時代にふさわしいビジネスマナーを学んだ。

 接遇研修など人材育成支援を手掛ける大国ハートプランニング(出雲市平野町)の大国千治代表が講師を務めた。

 丁寧な言葉遣いや職業人としての意識の持ち方などに加え、大国代表は新型コロナウイルスによる環境変化に伴い、感染しないよう責任ある行動がこれまで以上に求められると指南。ビジネスシーンでは名刺交換の際、相手と2メートル距離を保ってあいさつし、受け渡す時に1メートル前に出る方法を紹介した。

 情報通信業などの和幸(松江市伊勢宮町)の新入社員、石塚澄玲さん(18)は「学んだビジネスマナーを生かして頑張りたい」と話した。

 研修講座は島根県経営者協会と松江商工会議所が共催し、7、8の両日実施。13日もあり、3日間で県内企業の延べ92社から計約210人の新人が参加する。

     (藤本ちあき)