島根県庁
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 島根県が10日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の亜種で感染力が強いとされる「BA・2」を、県内で初めて確認したと発表した。

 この検体を採取した患者は2月中旬に感染が判明。発熱やのどの痛みを訴えたが軽症で、既に回復した。

 第6波で確認された感染者のうち全ゲノム解析を終えている検体は458件。このうち454件が従来型のオミクロン株で、3件は第5波で流行した「デルタ株」だったことから、県は現時点でBA・2への置き換わりが進んでいる状況にはないと見ている。

 BA・2は、従来型のオミクロン株(BA・1)よりも感染力が強く、スクリーニング検査で判別できないため「ステルスオミクロン株」とも呼ばれる。