西浜田駅を出発する蒸気機関車の写真を見る来場者=浜田市熱田町、長浜まちづくりセンター
西浜田駅を出発する蒸気機関車の写真を見る来場者=浜田市熱田町、長浜まちづくりセンター

 【浜田】JR西浜田駅(浜田市熱田町)の開業100周年を記念した企画展が、駅近くの長浜まちづくりセンターで開かれている。昭和期に撮影された西浜田駅を通る蒸気機関車の写真や、古い駅名板など約170点が訪れる人を楽しませている。18日まで。

 西浜田駅は、旧国鉄時代の1922(大正11)年3月10日に、山陰線が浜田駅から周布駅へ延伸されたのに伴い開業した。

 展示品は地元住民らが提供。72年5月に煙を上げながら西浜田駅を出発するD51形蒸気機関車や、74年4月に浜田港を背に貨物列車が走る瞬間を収めたモノクロ写真が目を引く。「にしはまだ」と書かれた駅名板や、地元の長浜幼稚園の子どもたちによるお祝いメッセージ入りの蒸気機関車の絵も並ぶ。

 近くの自営業、板本孝治さん(52)は「子どものころを思い出し、とても懐かしい気分になった」と話し、見入っていた。

 入場無料。午前9時~午後5時。12、13日は正午までで、最終の18日は午後3時まで。 (宮廻裕樹)