「滄(う)海(み)よ眠れ」は太平洋戦争で戦局の転換点となったミッドウェー海戦を描いた大作だ。日米双方で計3400人余りに上った死者たちの姿や遺族の思いを克明に記し、墓標を刻んだ。それは「命の軽さ」への異議申し立てでもある。 (共同通信編集委員 福島聡) ミッドウェー海戦 1942年6月、太平洋...
残り1339文字(全文:1487文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる