任期満了に伴う出雲市議選が11日、投開票され、新市議30人の顔ぶれが決まった。投票率は2017年の前回選の63・47%を0・36ポイント下回る63・11%だった。

 今回から定数が2減となる中、現職21人、元職1人、新人11人の計33人が立候補し、激戦を展開した。

 当選したのは、現職21人、元職1人、新人8人。前回選より、現職は2人減り、元職、新人の数は変わらなかった。

 旧市町別は出雲16人、平田6人、斐川5人、大社1人、多伎1人、佐田1人。前回選より、出雲が2人、大社が1人、佐田が1人減り、平田が2人増えた。斐川、多伎は変わらなかった。

 党派別の内訳は無所属25人、公明3人、共産2人。公明は前回選と同数で、共産は1人増えた。女性の当選者は2人で変わらなかった。

 立候補した新人11人のうち引退する議員の後継候補は2人のみで、現職候補を含めて票の行方が読めない選挙戦となった。各候補は観光業や農業の振興、子育て支援策の充実、新型コロナウイルスで打撃を受けた地域経済の活性化策などを訴えた。(月森かな子)