今月学びやを巣立った小学6年生の卒業を祝う花火が20日夜、益田市内で打ち上げられた。新型コロナウイルスの影響で楽しみが減ってしまった子どもたちを喜ばせたいと保護者たちが企画。成長を願う色鮮やかな大輪が夜空に広がった。
高津小(益田市高津1丁目)PTA有志でつくる「高津っ子若鮎プロジェクト実行委員会」が卒業祝いと、日頃学校を見守る地域住民への感謝を込めて準備。長野県の花火業者「アルプス煙火」に依頼し、場所や日時を公表せずサプライズで実施した。
午後8時から15分間、同市高津8丁目の益田港付近で約300発が夜空を染めた。前田伸也実行委員長(46)は「花火を思い出にして成長し、将来アユのように帰って地元を盛り上げてほしい」と話した。 (藤本ちあき)