島根、鳥取両県が22日、それぞれ51人、77人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。21日確認分。松江市内の個人宅で県内132例目のクラスター(感染者集団)が発生した。
島根県の居住地別は、松江市31人、出雲市11人、安来市4人、益田市、江津市、雲南市、奥出雲町各1人、県外1人。クラスターの松江市内の個人宅では、21日までに会食した6人の感染を確認。接触者は把握できているという。出雲市立幼稚園でも感染者が発生し、休園した。
鳥取県の保健所別の内訳は鳥取市46人、米子20人、倉吉11人。
倉吉市立学校給食センターの関係者1人の感染が判明。他の関係者の検査のため、22日は市内18の小中学校の給食を停止した。
鳥取労働局労働基準部と鳥取赤十字病院、鳥取署、米子市役所本庁舎、境港市役所本庁舎の職員各1人と米子市議会議員1人の感染も発表されたが、業務や運営に支障はない。
感染確認を受け、倉吉市の倉吉東高全日制と鳥取市のさとに保育園が休校、休園した。
累計感染者数は島根8420人、鳥取8587人。22日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)18・9%、鳥取(350床)14・0%。宿泊療養は島根48人、鳥取124人。自宅療養は島根582人、鳥取477人。重症者は島根1人、鳥取0人。
(片山大輔、福間崇広)