松江市が24日、4月1日付の人事異動を発表した。異動対象者は前年比30人増の708人。部長級よりも上位で副市長に次ぐ立場の理事が12年ぶりに配置され、市政全般の総合調整を担当する。

 土地利用や公共交通に関するまちづくりの検討や施策に力を入れるため、都市整備部では部長に加え、部長級ポストの政策監を配置。各部にまたがる文化やスポーツの施策を担う文化スポーツ部を新設。政策部には各部局の横断的な連携を進める市長公室や、SDGs推進課、デジタル戦略課を設ける。

 新型コロナ関連では、松江保健所の正職員を5人増の61人にするほか、コロナワクチン接種事業課を設置して専任職員を10人増の23人にし、専任次長を配置。鹿島、美保関、八雲の各支所の地域振興課長には地元出身者を登用する。

 女性管理職は42人で管理職に占める女性の割合は前年比1・7ポイント増の26・4%。企業局を含む新規採用者は8人増の133人で、職員数は2469人となる。
     
 【理事】...