鳥取県は13日、4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち1人について鳥取看護大(倉吉市福庭)は教員だと明らかにした。10日に感染が判明した同大生の接触者だった。

 県や同大によると、教員は年代、性別、居住地が非公表。国外、県外への移動歴はない。教員は7~9日に看護分野の授業を対面で行った。陽性だった学生も教員の授業を受けた。同大は、互いにマスクをし、授業以外で接点が少なかったことから、学内で感染した可能性は低いとしている。

 同大は教員の感染を受け、13日から始めたオンライン授業の期間を1週間延長し23日までとした。

 残る3人は、県西部在住の50代男性、県外在住の40代男性、倉吉市在住の年代、性別が非公表の1人。いずれも既に判明している感染者の濃厚接触者や接触者。県内で判明した感染者は累計311人となった。(藤井俊行)