島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県が30日、それぞれ123人、94人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも29日確認分。松江市内の保育施設で島根県内144例目のクラスター(感染者集団)が発生した。

 島根県の居住地別は松江市61人、出雲市17人、浜田市14人、益田市13人、雲南市6人、安来市3人、津和野町と県外各2人、大田市、江津市、飯南町、川本町、吉賀町各1人。クラスター認定した松江市内の保育施設では29日までに関係者9人の感染を確認。接触者は把握できており、施設名は公表しない。

 県西部の警察署の40代男性警察官、島根原子力発電所に勤務する協力会社の社員、益田市職員の各1人も感染した。

 鳥取県の保健所管内別は、鳥取市49人、米子24人、倉吉21人。

 感染確認を受け、鳥取市の市立河原あゆっこ園、わかば台こども園が休園。鳥取県庁舎、県立布施総合運動公園、鳥取市役所本庁舎の職員各1人も感染した。

 累計感染者数は島根9216人、鳥取9294人。30日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)18・6%、鳥取(350床)17・4%。宿泊療養は島根38人、鳥取85人。自宅療養は島根560人、鳥取527人。重症者は両県ともいない。
 (佐々木一全、岸本久瑠人)