【出雲】赤梨を中心に栽培する出雲市神門地区の梨園で13日、市内の3保育園と2幼稚園の子どもたちが花粉付けに挑戦した。
JAしまね神門梨部会(小村靖部会長、5人)が、授粉作業を通し、梨の実ができる過程を学んでもらおうと、毎年、園児を招いている。
小村部会長(61)所有の1200平方メートルの梨園には約80本の木が植わり、わたりはし保育園の年長24人が授粉に挑戦した。小村部会長の妻るみさん(59)が「優しく粉を付けてね」と説明し、子どもたちは白い花をつけた「幸水」など6種類の木に授粉棒を使って花粉を付けた。
収穫は8月中旬から11月後半の予定。吉廻紬(つむぎ)ちゃん(5)は「ポンポンと花粉を付けるのが楽しかった」と笑顔だった。
(平井優香)