安来市広瀬町東比田の永田集落で、住民たちが水田畦畔(けいはん)に植えた芝桜約5万1千株が見頃を迎えた。23日から5月3日にかけ、香茸(こうたけ)ご飯の販売やライトアップなどで行楽客をもてなす。ピンクや白、薄紫色の花は5月上旬まで楽しめそう。
畦畔に茂る雑草の抑制策として2014年に植えたのが始まり。湯田山荘近くと永田別れバス停近く、運動公園近くの3カ所で毎年増やしてきた。
現在、計約1万平方メートルに植わり、シーズンになると行楽客が詰めかける名所に育った。管理する住民グループ「シバザクラの会」の仙石晃(あきら)代表(77)は「芝桜を見に、初めて東比田に来たという人もいる。皆さんの注目を励みに活動していきたい」と話した。
日の当たり具合で3カ所の開花時期がずれており、早い場所は既に見頃。遅い場所は今月末ごろ見頃となる見込み。
23、24日と5月3日は午前10時から香茸ご飯と山菜汁を販売。5月3日の昼頃には運動公園近くの水田でジャズ演奏会を開く。29日~5月3日の夜間は散策路に竹灯籠を並べ、芝桜をライトアップする。3カ所には管理のための協力金募金箱を置き、1人200円程度の浄財を募る。