昨季はニュージーランドNBLのウェリントン・セインツを指揮してリーグ優勝に導き、「コーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。「コーチとしての新たな扉を開くことができると信じている」と新天地で挑戦し、戦術面でチームの躍進を支える。

 ポール・ヘナレ監督と同じニュージーランド出身で、7歳の時にバスケットボールを始めた。選手としては小柄なため、戦略を緻密に練ってプレーにつなげた。そのスタイルがコーチになっても生かされ、「相手の裏をかき、戦略で戦うのがバスケットの面白さの一つでもある」と話す。

 自分の思いを選手にうまく伝えるため、試行錯誤を重ねる。「伝えるときは必ず一つの...