フードドライブに協力を呼び掛ける報雲会の勝部径司会長=出雲市今市町、出雲西部販売所
フードドライブに協力を呼び掛ける報雲会の勝部径司会長=出雲市今市町、出雲西部販売所

 出雲市内の山陰中央新報販売店でつくる「報雲会」が1日、家庭で余った食料品を生活に困っている人に届けるフードドライブを始めた。旧市内15販売店にそれぞれ回収ボックスを設置し、協力を呼びかけている。受け付けは平日の午前10時から午後5時まで。

 新型コロナウイルス禍で出雲市内でも離職や休職を余儀なくされ、生活資金の貸し付けに頼るケースが増えており、困窮者の生活を支える。受け付けるのは米、缶詰、インスタント食品などで、賞味期限まで残り2カ月以上あり、未開封で、常温保存ができるもの。市社会福祉協議会を通じて届ける。

 勝部径司会長は「食べるものがなくて困っている人々に少しでも役立ちたい」と話した。

   (藤原康平)