島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根県と鳥取県は4日、それぞれ79人、58人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも3日の確認分。松江保健所管内の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が確認された。

 島根県の居住地別は松江市31人、出雲市20人、大田市7人、安来市6人、浜田市4人、雲南市3人、益田市と邑南、隠岐の島両町で各2人、奥出雲町1人、県外1人。
 県は松江保健所管内の高齢者施設で、職員と利用者計6人の感染を確認し、県内222例目のクラスターと認定した。接触者は特定できている。

 鳥取県の保健所別は米子26人、鳥取市22人、倉吉10人。
 鳥取市では市立の義務教育学校・江山学園の関係者4人が感染し、併設する児童クラブを含め、6~8日を臨時休業とする。倉吉市は市職員1人の感染を確認。勤務する施設は通常業務を続ける。
 累計感染者数は、島根県が3日に発表した大田市の1人を取り下げ1万4171人、鳥取県は1万2522人。4日午前0時点の確保病床使用率は島根県(371床)10・2%、鳥取県(350床)14・0%。宿泊療養は島根県24人、鳥取県156人。自宅療養は島根県911人、鳥取県516人。両県とも重症者はいない。
      (広木優弥)