2020年度の島根県中学生人権作文コンテスト(松江地方法務局、県人権擁護委員連合会主催)の作文集がこのほどまとまり、県内の学校や図書館に配布された。
20年は新型コロナウイルス流行の影響で例年実施される全国大会が中止になったが、中学生たちに表現の場を設けようと、松江地方法務局が独自に開催。県内65校から寄せられた2643点を審査した。
作文集は1500部を作製。最優秀賞をはじめ入選作21点を掲載した。新型コロナウイルス禍の感染者への差別や、在日韓国人としての誇り、障害のある家族へのまなざしなど、それぞれが暮らしの中で感じた人権問題に正面から向き合っている。
問い合わせは松江地方法務局人権擁護課、電話0852(32)4260。