表情豊かな作品に見入る来場者=鳥取県智頭町智頭
表情豊かな作品に見入る来場者=鳥取県智頭町智頭

 【智頭】米子市在住の創作人形作家、安部朱美さんの作品展が鳥取県智頭町智頭の国重要文化財・石谷家住宅で開かれている。昭和の暮らしを思い出させる80テーマ、約260体の人形が出迎える。

 作品は展示室や母屋の各部屋に並ぶ。いろりの鍋を囲む一家だんらん風景を題材にした作品は、30センチ前後の人形の優しい笑顔が石粉粘土で表現されている。

 このほか、縁側でスイカを頬張る「或(あ)る夏の日」や、子どもに絵本を読み聞かせる「じいちゃん大好き」など、日常の一場面を切り取った作品が懐かしさを呼び起こす。家族4人で来た鳥取市湖山町南3丁目の会社員、山本雅一さん(46)は「表情豊かで、昭和の情緒を感じる」と話した。

 安部さんは1981年に創作活動を始め、全国巡回展のほか、フランスや台湾など海外でも展示会を開いている。

 7月3日まで。水曜休館。 (藤井俊行)