島根県飯南町注連縄企業組合(菅武志理事長)が日本最大級の大しめ縄作りに取り組んでいる。出雲大社神楽殿に奉納して以来4年ぶり。茨城県笠間市の神社から依頼を受け、同じ規模の長さ約13メートル、重さ約5トンの大しめ縄を作る予定で、3月下旬に始まった作業が本格化している。
(雲南支局・狩野樹理)


活動拠点とする同町花栗の大しめなわ創作館で、組合員が、大縄の本体となる「中芯」と、大縄を包むこもを作り終え、6日はわらを選別し、しめ縄本体からつり下げるしめのこを作り、編んだこもをつないだ。7月に大縄2本の中芯にそれぞれこもを掛け、より合わせて完成する。



那須久司専務理事(67)は「特別な大きさなだけに、組合員一同、気持ちを新たに取り組む」と話した。