【出雲】出雲市上塩冶町の塩冶神社(花田英己宮司)で17日、春祭りの祈年祭があり、市立塩冶小学校(出雲市塩冶町)の児童による恒例の子どもみこし行列が参道をにぎやかに練り歩いた。
同神社は塩冶毘古命(えんやひこのみこと)と塩冶毘賣命(えんやひめのみこと)の夫婦を主祭神とし毎年4月15日に例大祭、直後の土曜日に奉納行事のある祈年祭を行う。奉納行事の一つとなる子どもみこし行列は約40年前から続くが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止しており2年ぶりとなった。
塩冶小5、6年生49人が重さ約60キロのみこし2基を担いで神社を出発。「わっしょい」と声を上げ、民家が並ぶ参道約500メートルを往復した後、100段ある神社の石段を勢いよく登り切った。
5年の小島美空(みく)さん(10)は「重くて大変だったけど楽しかった」と笑顔だった。(月森かな子)