委嘱状を手渡す島の宝観光連盟の池田高世偉会長(左)と島旅アンバサダーに就任した小林希さん=東京都渋谷区、表参道・新潟館ネスパス
委嘱状を手渡す島の宝観光連盟の池田高世偉会長(左)と島旅アンバサダーに就任した小林希さん=東京都渋谷区、表参道・新潟館ネスパス

 島根県の隠岐4町村でつくる隠岐ジオパーク推進機構など全国の離島6団体が加盟する「島の宝観光連盟」が17日、東京都内で、国内外200カ所以上の島を旅しながら執筆活動を続ける旅作家の小林希さん(39)に「島旅アンバサダー」を委嘱した。オンラインイベントや島を周遊する仕掛け作りで魅力発信に一役買ってもらい、観光客増につなげる。

 小林さんは都内のIT大手企業を退社した2011年末、一眼レフカメラを片手に島への旅を開始。旅先での体験をつづった著作が多数あり、船の御朱印である「御船印」の発案など島の活性化に携わっている。

 島の宝観光連盟は、隠岐4町村のほか、新潟県佐渡市や熊本県上天草、天草両市、長崎県壱岐、五島両市の観光団体で構成。コロナ禍で落ち込む観光客回復や連係強化に向け、起用を決めた。「島旅アンバサダー」の委嘱は小林さんが初めて。

 東京都渋谷区の表参道・新潟館ネスパスであった委嘱式で、小林さんは離島の魅力を「歴史や文化、自然の全てが密度が高く、行けば行くほど発見がある」と紹介した。島根県隠岐の島町長で、島の宝観光連盟の会長を務める池田高世偉隠岐ジオパーク推進機構理事長は「離島の知名度はまだ低い。小林さんを懸け橋に、組織や活動を拡大したい」と期待した。
      (原田准吏)