作品を説明する小谷悦夫さん=鳥取県南部町下中谷、祐生出会いの館
作品を説明する小谷悦夫さん=鳥取県南部町下中谷、祐生出会いの館

 【南部】洋画家小谷悦夫さん(87)=米子市上後藤6丁目=の作品展が、鳥取県南部町下中谷の「祐生出会いの館」で開かれている。海外の町並みや人物画など色鮮やかな油絵24点が来場者の注目を集めている。6月13日まで。

 小谷さんは20歳の時、独学で油絵を始めた。鳥取県美術家協会設立に尽力し2021年度、地域文化功労者文部科学大臣表彰を受賞した。

 今回は小谷さんが80歳以降に手がけた作品を中心に展示。韓国の民族衣装「チョゴリ」を着た長女の人物画や、旅行で巡ったフランスやミャンマーの風景画が会場に並ぶ。

 中でも80号の大作の「たたら田」は島根県奥出雲町の棚田の水面に青空が反射している景色を描いた。小谷さんが得意とする、明るく美しい青の色調に多くの来場者が足を止める。

 来場した会社員造田弘美さん(63)=同市淀江町=は「青色がきれい。情景が浮かんでくる」と感嘆した。小谷さんは「自分にとって絵を描くことは生きている証し。多くの人に見てもらいたい」と話した。

 毎週火曜が休館で、入場料は一般300円。

 (坂本彩子)