【益田】益田市や浜田市の山野草愛好者でつくる「益田山草会」(16人)主催の春季山草展が21、22の両日、益田市乙吉町の乙吉公民館で開かれる。発足40年目の同会恒例の展示会。淡い紫色の花を咲かせたウンナンカズラや、草丈70センチほどのヤグルマソウなど120鉢が並ぶ。入場無料。
20日は会員10人が、日照時間や温度管理、水やりの時期、タイミングに留意して丁寧に育てた鉢を長机に手際よく並べ、植物名と出品者名を記した名札を鉢の前に配置。花の咲きぶりや生育具合を互いに確かめた。
フウチソウはイネ科で、細長い葉が特徴。着生ランの一種・セッコクは白い花を咲かせ、芳香を漂わせている。
大賀進会長(72)=益田市乙吉町=は「花だけでなく、生き生きと伸びた葉っぱの様子もこの時季ならではの見どころ。多くの人に見てもらい心を癒やしてほしい」と来場を呼びかけた。
午前9時~午後5時(22日は午後3時まで)。
(中山竜一)