家族の介護や家事を日常的にする子ども「ヤングケアラー」の当事者を対象にした交流サロン「あんぷどるぽ」が毎月1回、オンラインで開かれている。高校生が対象。ニックネームを使い、話を聞くだけの参加も可能で、孤独になりがちな当事者の居場所になっている。 (吉田真人)

 昨年7月に活動を始めた一般社団法人・ヤングケアラーサロンネットワーク(代表理事・島根大法文学部宮本恭子教授)が運営。サロン名はフランス語で「一休み」。安心して話せるようにスクールカウンセラーが進行役を務め、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使う。

 家族や進路の相談、当事者同士の交流、情報収集など自由に話ができる。小中学生や「ヤングケアラーではないけどちょっと似ているかも」という人も希望すれば参加可能。事前に研修を受けた大学生が聞き役として加わることがあり、話しやすい雰囲気がある。

 次回のサロンは6月18日午後1時から。その後7月16日、8月20日にそれぞれ非公開で開く。新型コロナウイルスの感染状況を見極め、対面での交流会や勉強ができるフリースペースといった居場所づくりを検討する。

 当事者は困り事を抱え込み、相談先が分からなかったり、相談しても解決しないと思い込んだりしがち。宮本代表理事は「子どもたちの選択肢を増やすことが大切。同じ立場で一緒に話ができればいいと思っている。少しでものぞいてみたいなと思ったら利用してほしい」と呼びかける。

 申し込みはネットワークのホームページ(https://young-carer-salon.net/)。問い合わせはメールyoungcarersalon.net@gmail.com。相談も受け付けている。