【決勝・松江シティFC―E-WING出雲】前半13分、FW堀田佳佑(左から2番目)が混戦の中、先制点を決める=松江市営陸上競技場
【決勝・松江シティFC―E-WING出雲】前半13分、FW堀田佳佑(左から2番目)が混戦の中、先制点を決める=松江市営陸上競技場

 ▽決勝
松江シティ 21ー00 EーWI
FC     1ー0  NG出雲
▽得点者【松】堀田佳佑、川中健太

 サッカーの天皇杯全日本選手権出場を懸けた第26回島根県選手権(島根県サッカー協会主催、山陰中央新報社など共催)の最終日は18日、松江市営陸上競技場で決勝があり、松江シティFC(JFL)が2-0でE-WING出雲(県社会人リーグ)を下し、7年連続8度目の優勝を果たした。島根県代表として天皇杯に出場する。

 松江シティは前半13分、FW堀田佳佑のシュートで先制すると、後半もコーナーキックをMF川中健太が頭で合わせ、2点目を決めた。

 松江シティFCは5月23日の午後1時から、広島市の広島広域公園第一球技場で広島県代表と対戦する。 (景山達登)

 【評】松江シティFCはコーナーキックから挙げた2点を守り切った。

 松江シティのシュート数は、E-WING出雲の3本に対し21本、コーナーキックも2本に対して16本に上った。FW堀田や伊能のポストプレーで前戦でボールを保持する時間も長く、序盤からゲームを支配した。前半13分には、左サイドからのコーナーキックをFW伊能が頭で落とし、堀田が右足で蹴り込んだ。MF高畑のシュートがクロスバーを直撃する惜しい場面もあった。

 後半は途中出場のMF桃井やMF川中の攻撃で勢いづき、35分には、MF高畑が蹴ったコーナーキックを川中が頭で合わせて追加点を挙げた。

 

■連係プレーで先制点  新加入コンビ 伊能→堀田

 松江シティFCは新加入の伊能玲生と堀田佳佑の若い2人が息の合った連係プレーで先制点を奪った。チーム内での競争が激しい中でのゴールに喜びもひとしおの様子で「狙い通りのプレーだった」と口をそろえた。

 先制点が生まれたのは前半13分。左サイドからのコーナーキックをゴール前で待ち構える2人は、左サイドからのボールが流れやすいことを冷静に分析し、プレー前の円陣で伊能は「ファーに来たボールを折り返すから」と堀田に告げた。MF佐藤啓志郎が蹴り込んだボールは、2人の予想通りにファーサイドに流れ、フリーの伊能が頭で落としたボールを堀田が直接右足で蹴り込んだ。

 4試合を終えた日本フットボールリーグ(JFL)で伊能、堀田とも途中出場が多く、決定機に決めきれないという課題が露呈していた。「結果を出し、スタメンで使ってもらえるような活躍をしよう」と2人で声を掛け合って臨んだ試合で結果を残し、試合後はそろって満足感をにじませた。

 JFLは、ロングボールが多く、ヘディングが強く前線での起点になれる2人は貴重な存在。実信憲明監督は「2人の自信につながり、他の選手にも刺激を与える」と大きく評価した。