イベントに向けライブや演劇の稽古をする池田汰生喜さん(左から2人目)ら=雲南市大東町山王寺、冒険の森てんば
イベントに向けライブや演劇の稽古をする池田汰生喜さん(左から2人目)ら=雲南市大東町山王寺、冒険の森てんば

 山陰に在住するアーティストにより、宍道湖の水をきれいにすることを呼びかけるイベントが29日、雲南市大東町山王寺の棚田で開かれる。自然と人の共生をテーマに演劇やライブを披露し、水を浄化する働きがあるというイネ科の多年草・マコモを棚田に植える。

 企画したのは横浜市出身で元劇団四季の表現活動家・池田汰生喜(たいき)さん(30)=安来市在住。島根の豊かな自然に引かれて2020年に移住し、自然との共生をテーマに芸術活動を続ける。

 県内で暮らし、宍道湖に通う中で「宍道湖をきれいにするためにできることはないか」と考えていたところ、マコモを知って今回のイベントを思いついた。

 雲南市大東町の山王寺棚田でマコモの栽培に取り組む「出雲国まこもの会」のメンバーや松江市のシンガー・ソングライター門脇大樹さんらの協力を得て実現した。

 当日は自然体験施設「冒険の森てんば」で「人が自然の一部であることを思い出す」をテーマにした内容で演劇やライブ、生け花などを披露する。ジャンルの垣根を越えた一連の総合芸術にするという。終演後、出雲国まこもの会の講師と棚田にマコモを植える。自然食や自然素材を用いた雑貨の出店もある。

 今後は出雲、松江両市など各地で同様のイベントを開く考え。池田さんは「自分たちにも宍道湖の自然のためにできることがあるのだと感じてもらうきっかけになればうれしい」と話した。

 当日は29日午前11時半開場、午後1時開演。フェイスブックで予約フォームを設けるが、当日参加も可能。入場料は大人2千円、大学・高校生千円。中学生以下無料。マコモの田植えワークショップは別途500円が必要。
      (糸賀淳也)