島根県庁
島根県庁

 新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあるとして島根県が23日、県民に求める県外への移動自粛について中国・四国の各県を対象から外すと発表した。すでに解除済みの鳥取県と合わせ、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知各県との往来を認める。飲食店利用人数の上限は松江、出雲両市内で8人、そのほかの地域を12人に緩和する方針を示した。いずれも24日から適用する。

 緩和に合わせて、県内の対象宿泊施設で宿泊費の半額(上限5千円)割引が受けられる「WeLove山陰キャンペーン」を広島県を除く中四国の各県民に拡大(鳥取県は実施済み)。島根県民が対象県で宿泊した際も同じ割引が受けられる。25日~6月30日の宿泊分までが対象。

 飲食店利用人数の緩和は5月以降、飲食店由来のクラスター(感染者集団)の発生が1件にとどまる点を踏まえた。一つのテーブルを6人以下で利用し、テーブル間の移動をしない場合は人数制限を求めない。合計2時間以内としていた、利用時間も3時間以内に拡大。旅館やホテルで宴会ができる規模を想定して緩和した。

 22日確認分の県内の感染者数は約2カ月ぶりの50人台で、1週間の感染者数(人口10万人当たり)も4月下旬が150~190人台と高水準だったのに対し、同日は105・4人に下がった。丸山達也知事は会見で「(1日100人前後の感染者数は)全国的に見れば低い水準で、島根だけ行動が制限される状況はできるだけ解消されないといけない」と説明した。

 感染に不安を感じる無症状者の無料検査は6月30日まで延期する。
     (佐々木一全)