【松江】島根県飯南町にゆかりのある女性作家の作品を並べた「飯南の輝く女性展」が24日、松江市殿町のタウンプラザしまねで始まった。淡い色合いの日本画やイラスト53点が、山に囲まれた飯南町の自然の豊かさを伝えている。無料で30日まで。
イラスト30点は同町在住の絵本作家かげやままきさん(46)が手掛けた。家族の農作業の様子や道の駅「赤来高原」(飯南町下赤名)周辺の観光施設などをやさしいタッチで描いた。
1993年に町内の主婦らで結成し、同道の駅で制作や展示に取り組む「おし花グループ」は20点を出展。「赤来の秋」はコスモスやコケなど身近な草花を使って、爽やかな秋晴れの風景を表現した。
家族とカフェと芸術作品を楽しめる複合施設「鐘や」(同町野萱)のギャラリーを運営する日本画家、山浦めぐみさん(41)による広島県の厳島神社を描いた作品もある。
企画した地域住民でつくる「飯南の輝く女性展」実行委員会の山碕英樹代表(70)は「生き生きと活動する女性が飯南町にたくさんいることを知ってほしい」と来場を呼びかけた。
(井上雅子)











