【益田】益田市内の園児や小中学生が3日、同市高津町の島根県立万葉公園で、梅雨入りを前にほんのり色づいた梅の実の収穫を体験した。
15年ほど前から続く恒例行事で、市内五つの保育園の園児や地元の高津小学校、高津中学校の特別支援学級に通う児童生徒ら約100人が参加した。
参加者は園内の「まほろばの園」や道路沿いに80本植わる南高梅の実を収穫した。樹高2・5メートルほどの高い所に直径3センチほどの実がなっており、園児は保育士や公園スタッフに抱っこしてもらい、手を伸ばしてもぎ取り、袋に詰めた。
緑ヶ丘保育所(高津8丁目)の大場結人(ゆうと)ちゃん(6)は「実をプチッと取るのが楽しかった」と笑顔だった。
この日は全体で約200キロを収穫。各園などで持ち帰り、梅干しにしたり、梅ジュースにしたりして味わうという。
(中山竜一)