【出雲】出雲市平田町の平田本町商店街で3日、布を縫い合わせるパッチワークや刺しゅう作品の展示会が始まった。優しい色の約100点が来場者を楽しませている。6日まで。入場無料。
平田地域の60~70歳代の女性14人でつくる「出雲ブリコラージュの会」が商店街の4会場で開催。不用になった布や洋服で、ひまわりのパッチワークや怪獣のタペストリーなどに取り組み、近作を展示した。
沖縄美(ちゅ)ら海水族館(沖縄県本部町)の水槽をイメージしたパッチワーク作品「美ら海ファンタジー」は縦1・8メートル、横7メートルの大作。会員9人の合作で、サメやイルカ、サンゴなどが海中で自由に過ごす様子を表現した。機織りやボタンネックレス製作などの体験会もある。
会の専任講師の平田明子さん(71)は「皆が楽しく自由に作った。作品を見て穏やかで明るい気持ちになってもらえたらうれしい」と話した。
午前10時から午後4時まで(最終日は午後3時まで)。 (佐野翔一)