島根県浜田市金城町七条の青原地区にある3アールほどの休耕田でハナショウブが見頃を迎え、約100株が咲き誇っている。6日は前日から続いた雨の水滴で、透き通るような白や細かいすじが入る薄紫の花の色が際立ち、近く訪れる梅雨を待つかのように一面を彩った。
ハナショウブはアヤメ科の多年草。青原地区の景観を守ろうと、地元有志が4年前に休耕田に植え、定期的に草刈りや施肥といった手入れをしている。
20日ごろまで楽しめそう。休耕田を管理する中芝清張さん(65)は「よく見ると花の模様が違って面白い。例年に比べて開花が遅くなったが、見に来てほしい」と話した。
(宮廻裕樹)