熱戦を繰り広げる子どもたち=出雲市大社町杵築東、出雲大社神苑相撲場
熱戦を繰り広げる子どもたち=出雲市大社町杵築東、出雲大社神苑相撲場

 【出雲】野見宿禰(のみのすくね)わんぱく相撲大会出雲場所が12日、出雲市大社町杵築東の出雲大社神苑相撲場であり、市内の小学生91人が、熱戦を繰り広げた。

 相撲の始祖・野見宿禰の伝承があり、相撲発祥の地とされる市のPRや青少年健全育成などを目的に2015年から出雲青年会議所が開く。学年ごとに男女混合のトーナメント戦で覇を競った。

 4~6年の高学年の部では、子どもたちが真剣な表情で相手と組み合い、負けて悔し涙を流す姿もあった。優勝した4年馬庭大誠君(塩冶)、5年切川琥太郎(こたろう)君(大津)、6年玉串蓮君(塩冶)が「わんぱく相撲全国大会」(10月、東京都)の出場権を得た。

 昨年に続き全国大会に出場する玉串君(11)は「全国は相手の体が大きく1回戦で負けた。まず1勝したい」と意気込んだ。

 女子の4年安岡奏音(かのん)さん(荘原)、5年川瀬日華梨(ひかり)さん(荒木)、6年中筋七夢(ななみ)さん(高松)は「わんぱく相撲女子大会」(8月、沖縄県)の出場権を得た。低学年の部は1年山内俐紀(りき)君(四絡)、2年松井蒼馬君(遥堪)、3年珍部翔太君(塩冶)が優勝した。 (松本直也)