炎が上がる日新本社工場=19日午後0時5分、境港市西工業団地
炎が上がる日新本社工場=19日午後0時5分、境港市西工業団地

 19日午前11時20分ごろ、境港市西工業団地の合板製造会社「日新」本社工場から大量の黒煙が出ていると、付近住民から119番があった。鉄骨2階建ての工場約1万7500平方メートルを全焼。2人が熱傷のため救急搬送された。命に別条はない。

【動画と写真】境港市西工業団地の火災の様子 黒煙や炎も

 消火活動は県西部広域消防局と市消防団の消防車23台が当たったが、建物が焼けた後も材木などが燃え続け、同日午後9時現在、鎮火していない。境港署が西部消防の要請を受け周辺の住宅地の住民に自主避難を呼びかけ、集会所などに一時避難する人もあった。

 現場は市役所の北西約3キロ、中海に架かる江島大橋近くの埋め立て地帯。境港署などによると、工場はこの日操業しておらず、出火当時は外部業者の作業員2人が製造関係のメンテナンスに当たっていた。

 全焼したのは、長尺を含む針葉樹合板の製造・販売で全国シェア約3割を占める日新の主力工場。日新ホームページによると、2000年1月に操業を開始し、北海道から九州まで広範囲で集材。工場近くでは国産材入荷の増加を見据え、内航船の専用岸壁の建設が進められている。