今年4月、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を防ぐワクチンの積極的勧奨が、2013年に中止されて以来、およそ9年ぶりに再開された。

 HPVワクチンは、子宮頸(けい)がんの発症率を下げる効果があり、小学6年から高校1年の女子が日本では対象である。国内の接種率は中止の影響で1%を割り込み、これについては世界保健機関(...