ウクライナ支援への思いを込め、松浦麗さん(右手前)と一緒に歌唱する市民合唱団=大田市大田町、市民会館
ウクライナ支援への思いを込め、松浦麗さん(右手前)と一緒に歌唱する市民合唱団=大田市大田町、市民会館

 戦禍のウクライナを支援しようと、大田市大田町の市民会館で26日夜、プロのオペラ歌手や地元住民によるチャリティーコンサートが開かれた。約600人が力強いプロの歌声や、住民との共演に聴き入り、平和への思いをはせた。

 当初は7月2日の石見銀山遺跡の世界遺産登録15周年記念事業として計画したが、戦況を踏まえて趣旨を変更して開いた。

 2部制で、1部は父親が大田市出身のオペラ歌手・松浦麗さん(メゾソプラノ)が登場。「平和への祈りを共有したい」とあいさつした後、国内屈指の人気を誇る笛田博昭さん(テノール)とともに「カルメン」などオペラの代表曲を伸びのある声で歌った。

 2部は、松浦さんと市民有志約70人でつくる合唱団が「ユー・レイズ・ミー・アップ」を熱唱。合唱団は「花は咲く」「ふるさと」なども披露した。

 大田市大田町の主婦原節子さん(88)は「プロはすごい声量だったし、みんなで支援の気持ちを持って歌うのは良いことだと思う」と感激した。主催した有志でつくる実行委員会の細田次郎副委員長(45)は「終了後の反響がすごかった。観客の皆さんに支援の気持ちが生まれればうれしい」と話した。
      (曽田元気)