石橋良治町長(右)に要望書を手渡す日高弘之理事長
石橋良治町長(右)に要望書を手渡す日高弘之理事長

 旧JR三江線の島根、広島両県境に架かる鉄橋を渡るイベントを開いたNPO法人「江の川鉄道」(邑南町宇都井、日高弘之理事長)が9日、今後も鉄橋を使いたいとする内容の要望書を邑南町に提出した。

 江の川鉄道は観光庁の補助金を活用し、実証実験として2月13、14日と19~23日の計7日間実施。旧口羽駅(同町下口羽)を発着点に、邑南町と広島県三次市作木町を結び、江の川を渡る「第四江川橋梁(きょうりょう)」(全長約230メートル)を往復する約2キロで観光用カートを走らせた。県内外の173人が参加し、満席だった。

 成功を踏まえ、要望書にはJR西日本と町が今回無償貸借契約を結んだ橋梁を今後も継続して活用できる環境整備や、旧宇都井駅(同町宇都井)近くの第三江川橋梁も利用できるよう関係機関への働き掛けを求める内容を盛り込んだ。

 町役場で石橋良治町長と面会し、要望書を手渡した日高理事長は、参加者から「江の川の景観や地元住民の温かい出迎えに感動した」と感想が寄せられたとして、「島根、広島両側の地域を巻き込んで今後も活動したい」と話した。

 石橋良治町長は「意義のある実証実験だった。継続して活動できるよう町も協力したい」と話した。

 (石川麻衣)