日本海を東に進む低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、大気が不安定になり、島根県内では14日、県西部を中心に大雨となった。浜田市三隅では午前0時の降り始めからの雨量が午後4時時点までで79・5ミリを記録。一部列車が運休するなど影響が出た。
松江地方気象台によると、県内の1時間降水量は波佐(浜田市)35・5ミリ▽桜江(江津市)34・5ミリ▽益田24・0ミリ-など。
JR西日本米子支社によると、JR山陰線三保三隅駅(浜田市三隅町西河内)で雨量計が1時間当たり40ミリの規制値に達したため、浜田-益田駅間で一時運転を見合わせた。普通9本が運休、特急4本が部分運休するなどして約600人に影響があった。
JR山口線では宮野―益田駅間で特急2本を含む11本が運休し、約300人に影響が出た。
山陰両県では、15日も大気が不安定な状態が続くため、局地的に雷を伴った激しい雨となる見込み。
(古瀬弘治)