JR鳥取駅前の風紋広場に展示される大傘=鳥取市東品治町
JR鳥取駅前の風紋広場に展示される大傘=鳥取市東品治町

 鳥取市の夏の風物詩「鳥取しゃんしゃん祭」のシンボルとなる大傘が19日、完成した。8月13、14日に開催される祭りのムードを高めようと、雨の日を除きJR鳥取駅前の風紋広場とバードハットで展示する。同15日まで。

 大傘は1979年、市制90周年と祭りの15回を記念して鳥取しゃんしゃん祭振興会が作成。装飾を外して保管され、祭り前に毎年組み立てて披露する。

 傘は直径、高さともに3・2メートル。鈴、金銀の短尺、紅白の提灯などで装飾し、台車に乗せる。この日、市職員らと組み立て作業に汗を流した振興会事務局の小烏舞美さん(26)は「祭りのシンボルを見て、夏が来たという気分を味わってほしい」と話した。

 今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で形式を変更し、13日に鳥取市民会館(鳥取市掛出町)で前夜祭、14日にヤマタスポーツパーク陸上競技場(同市布勢)で一斉傘踊りを開催する。いずれも有観客で事前予約制。祭りの公式ホームページで受け付ける。
     (岸本久瑠人)