山陰中央新報に目を通す生徒=江津市都野津町、江津高校
山陰中央新報に目を通す生徒=江津市都野津町、江津高校

 日本新聞協会NIE実践指定校の江津高校(江津市都野津町)で19日、1年生60人が山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から新聞の読み方や情報の集め方について学んだ。

 主な情報源はテレビとインターネットという生徒たちは、新聞をめくり目を通すことからスタート。今日の天気から世界情勢まで幅広い分野の情報を一覧できる新聞の特長を理解した。

 清水担当は大事なことを先に書く「逆三角形」の記事スタイルや見出しの役割、1面から見出しとリード(第1段落)を拾い読みする「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を解説。誤った情報が引き起こした国内外の事件の記事を提示し「ネットやテレビだけでなく、新聞や人との会話など、一つのニュースをいろんな角度から得て、自分の考えを持とう」と呼びかけた。

 高崎純瑛(じゅんえい)さん(15)は「最初は見出しや関心のある記事から始めて、しっかり読めるようになりたい。自分の世界が広がりそう」と話した。