国内で初めて、八幡鹿島山古墳(松江市八幡町)で見つかった滑空する鳥形装飾付き朝顔形埴輪(はにわ)は、権力者の葬送儀礼で、東部出雲が近畿地方のヤマト王権に影響を与えていたことをあらためて示す貴重な発見となった。周辺には、国内最古の人物埴輪セットが見つかった石屋古墳(松江市東津田町)があり、ヤマト王権との強いつながりを示す。

【MAP】島根の史跡・遺跡・埋蔵文化財マップ 古墳や出土品などまとめ

 羽を広げた鳥を表現した埴輪は、...