8月6、7の両日に3年ぶりに開かれる松江水郷祭花火大会に向けて、当日の警備にあたる松江署が注意喚起の動画とうちわを制作した。広報のモデルになったミス島根の幸田芙沙(ふさ)さん(21)=出雲市塩冶町=が28日、同署を訪問し、安全に水郷祭を楽しむよう注意を呼びかけた。
松江市内の広告会社と連携し、2分20秒の動画とうちわ千枚を作成。9月にミス・ジャパンコンテストの最終選考を控える島根大医学部4年の幸田さんがモデルに抜てきされた。
動画では、警察官の制服を着た幸田さんが迷子や落とし物、迷惑駐車禁止などの注意を身ぶり手ぶりで呼びかける。幸田さんは幼少期に水郷祭で家族とはぐれてしまった経験があるといい、「動画を見て、最後まで安全に楽しく過ごしてほしい」と願った。
水郷祭の注意点や警備に関する大々的な広報は初めてといい、伊東靖人副署長は「今までにない取り組み。警察の活動にも興味をもってもらえるとうれしい」と話した。うちわは水郷祭当日、臨時交番となる松江市役所前で配布し、記載のQRコードから動画を見ることができる。
(小引久実)