8月20、21日にJR米子駅前通りを主会場に開かれる「米子がいな祭」の気分を味わってもらおうと、山陰労災病院(米子市皆生新田1丁目)の正面玄関ホールで、さおにちょうちんを飾り付けた「万灯」の展示が始まった。8月下旬まで展示され、患者らを楽しませる。
(坂本彩子)
病院には2011年に結成された医師、看護師、技師らによる万灯隊があり、祭り本番で見せる、万灯を使った一体感のあるパフォーマンスが評判。病院主催の夏祭りでも患者や地域住民に披露していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、2年前から活動を自粛し、代わりに万灯を展示している。
職員15人が28日夕、長さ約5メートルのさおに、ちょうちん24個を取り付け、ホールでの設置も完了。いつもと違う雰囲気を楽しんでもらえるよう、入院患者の病院食にメッセージを添えて呼びかける。
結成時からの万灯隊メンバーの永田理加看護師長は「万灯を見て患者さんやその家族の方が少しでも明るい気分になってくれればうれしい」と話した。












