フォトフレームの出来栄えを確認する大田高校の美術部員=大田市仁摩町天河内、仁摩サンドミュージアム
フォトフレームの出来栄えを確認する大田高校の美術部員=大田市仁摩町天河内、仁摩サンドミュージアム

 【大田】大田市の観光施設・仁摩サンドミュージアム(大田市仁摩町天河内)のにぎわい創出を図ろうと、大田高校美術部の生徒がフォトフレームを制作した。家族や友人と撮影し、交流サイト(SNS)で発信する人気のスポットになっている。鳴り砂で知られる国指定天然記念物・琴ケ浜を描き、生徒は大田の魅力を知るきっかけにしてほしいと期待を込めた。

 サンドミュージアムは新型コロナウイルスの感染拡大前は年間3万人超が来館した。巨大な1年計砂時計やガラス工芸体験が人気を集めている。フォトフレームは来館者の目を引く場所を設けようと、施設側が制作を依頼した。

 フォトフレームは縦横1・8メートルで、美術部の生徒14人が共同制作した。アクリル絵の具を使って夕方の琴ケ浜をイメージして描き、波がキラキラ光る様子も表現した。砂を貼り付ける工夫も凝らした。地下にある体験コーナーの一角に設置した。

 地元・仁摩町出身の2年生、水上麗(うらら)部長(17)は「どんどん写真を撮ってSNSに投稿し、大田の良さを知ってほしい」と話した。

(曽田元気)