新型コロナウイルスの感染拡大で、政治の在り方が問われている。秋までにある衆院選に向けて、有権者の視線は厳しさを増す。未曽有の危機に政治はどう向き合うべきか。第1部は、島根県の丸山達也知事の東京五輪聖火リレーを引き合いにした問題提起を端緒に、国と地方のいびつな関係性をあぶり出す。

 

 東京都などに3度目の緊急事態宣言の発令が決まった23日夜。菅義偉首相は、丸山知事が期待した感染拡大地域外への経済対策を含む、2021年度の補正予算編成について「考えていない」と明言した。

 翌日、知事の言葉は怒気をはらんだ。「衝撃的だ。総理の考えを変えてもらわないと...